日本キリスト教団昭島教会(東京都昭島市中神町1232-13) 讃美歌21 494 ガリラヤの風 (1、3節) 奏楽・長井志保乃さん 字幕・富栄徳さん 礼拝開始のチャイムはここをクリックするとお聴きになれます 週報(第3622号)電子版はここをクリックするとダウンロードできます 宣教要旨(下記と同じ)PDFはここをクリックするとダウンロードできます 付録地図(PDF)はここをクリックするとダウンロードできます 秋場治憲先生 2022年5月29日 日曜日 宣教「エマオへの道で」 ルカによる福音書24:13~35 [1] 秋場治憲伝道師 「彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。」(イザヤ書 53章 5節) 今年は教会暦では5月26日(木)が「キリストの昇天日」であり、今日はそのことを覚える聖日です。そして来週はペンテコステ(聖霊降臨日)です。教会暦に従うならキリストの昇天の記事をテキストにするべきなのですが、私はもう少し甦った主イエスとの語らいの中にいたいと思い、二人の弟子が故郷のエマオ村へ向かう道中での出来事をテキストにさせていただきました。甦った主イエスも二人が、「私たちと一緒にお泊り下さい」と引き留めると、それに応じて食事を共にされ、その時の仕草で二人は甦った主イエスに出会うことができた、ということですから、私も同じお願いをした次第です。 前回、私は主イエス・キリストの甦りは、歴史の外で起こったことであると申し上げました。何故なら主イエスは「ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ」たのですから、すでに私たちが今生きているこの歴史上の人ではなくなっておられるからです。使徒信条は更に続きます。「よみにくだり、三日目に死人のうちより甦り、天にのぼり、全能の父なる神の右に座したまえり、」主イエスの甦りは歴史の外で起こったことですが、父なる神は特別のはからいをもって、甦った主イエスを歴史の内に現わしてくださったのです。これが歴史的出来事です。 墓の前で悲嘆にくれるマグダラのマリアには、あなたが向かうのは墓ではない。私はもうそこにはいないのだからと彼女の向きを変えさせ、この喜ばしき知らせを弟子たちへ伝える役割をお与えになりました。 その傷跡に指を差し入れてみなければ絶対に信じないと、自分の科学的、経験的判断に固執するトマスには、「あ